📚 このコンテンツで学べること
1. Google Meetの会議を作る3つの方法と、それぞれの使いどころが分かる
2. マイク・カメラ・背景・画面共有など、会議中の主要操作を使いこなせる
3. オンライン会議の「伝わる会議」作法を身につける
所要時間: 20分 難易度: 初級 種別: テキスト + ハンズオン
はじめに
オンライン会議は、今や研修・取引先・面談・チームMTGなど、あらゆるシーンで使われます。しかし、そこには「オンラインだからこその作法」があります。
マイクをミュートにしておく、接続のトラブルをその場で伝える、背景を選ぶ、画面を共有する、チャットで途中のリンクを共有する——これらがもたつくと「オンライン会議に慣れていない人」と見えてしまいます。逆に、これらがさっとできる人は「会議を進められる人」として信頼されます。
Google Meetは、Googleカレンダーと連携しているため、予定を作ると同時に会議リンクが生成されるという利便性もあります。このコンテンツでは、Meetの主要操作とオンライン会議の作法を学びます。ハンズオンでは、自分一人でテスト会議を立てて、主要操作を一通り試すところまで進みます。
1️⃣ Google Meetの会議を作る3つの方法
Meetで会議を始めるには、主に3つの方法があります。それぞれ「どんなときに使うか」が違います。
方法①: Googleカレンダーから作成(一番多い使い方)
GW-9でも触れた通り、カレンダーで予定を作るときに「Meetを追加」ボタンをクリックすると、その予定専用の会議リンクが自動生成されます。
【見えるもの】
Google Meet に参加する: meet.google.com/abc-defg-hij
ゲストに招待された人は、カレンダー上でもメール招待上でも、ワンクリックで会議に参加できます。
適用ケース: 事前にスケジュールされた会議(週次定例、顧客ミーティング、面談など)。だいたい、これで事足ります。
方法②: Gmailから作成
Gmailの左サイドバーに「Meet」セクションがあります。
【新しい会議】ボタンをクリック
├─「今すぐ会議を開始」 → その場で会議を始める
├─「リンクを取得して他のユーザーを招待」 → リンクを生成してコピー
└─「Googleカレンダーでスケジュール」 → カレンダーを開いて予定作成
適用ケース: 「今、ちょっと話せる?」とSlackやチャットで誘われたとき、予定を入れずにすぐ話したいとき。
方法③: meet.google.comから直接作成
ブラウザで https://meet.google.com にアクセスし、「+ 新しい会議」ボタンをクリック。方法②と同じ選択肢が出ます。
適用ケース: Meetをショートカットとしてブックマークしている人、もしくはカレンダーやGmailを開いていないとき。
💡 推奨パターン: チーム会議は「方法①」(カレンダー作成)を原則にしましょう。スケジュールとリンクが一体になるため、参加者が迷わず、後から振り返りもしやすくなります。
2️⃣ 会議参加前の接続チェック
Meetのリンクをクリックすると、会議に参加する前に以下の画面が出てきます。
参加前画面でできること
プレビュー画面でチェックする項目
- 自分が映っている姿が見えているか
- 背景に不適切なものが映っていないか
- 相手に見せて問題ない服装になっているか
トグルで設定できるもの
- マイクのON/OFF: デフォルトでオンだが、必要に応じてオフに
- カメラのON/OFF: デフォルトでオンだが、会議の性質に応じて選択
- 背景効果: 背景をぼかしたり、画像を設定
- 設定ボタン: スピーカーとマイクの選択
背景設定
Meetにはプリセット背景が複数用意されています。さらに、自分の画像をアップロードして背景にすることもできます。
【推奨背景】
背景のぼかし → 一番無難で、多くのシーンで使える
シンプルな無地背景 → 落ち着いたシーン(面談、顧客との初対面)ではオススメ
会社ロゴ背景 → 企業提供のテンプレートがあるならそれを使う
やりすぎないこと: 派手な装飾や見た目の遊びは会議の議論を妨げるため避けましょう。
3️⃣ 会議中の主要操作
画面の下部ツールバー
[マイク] クリックでON/OFF。ショートカット: Ctrl/Cmd + D
[カメラ] クリックでON/OFF。ショートカット: Ctrl/Cmd + E
[リアクション] 拍手・挙手・サムズアップなどの絵文字を送る
[画面を共有] 画面を他の参加者に見せる
[手を挙げる] 「話したい」サイン。気軽に使える
[退出] 会議を退出する
画面の右下ボタン
[参加者] 参加者一覧とミュート状況
[チャット] 会議のチャットボックス
[アクティビティ] 字幕、ノート、ホワイトボードなど
[ホストコントロール] 主催者限定、キックやミュート設定
画面共有の使い分け
「画面を共有」をクリックすると、3つのオプションが出ます。
[画面全体] デスクトップ全体を共有。タブを切り替えても見えるため、
複数アプリを行き来するデモや作業の説明で使う。
チャット通知など見せたくないものに注意。
[ウインドウ] 特定のウインドウだけを共有。
他の作業を見せずにスライドや資料を共有したいときに便利。
[タブ] ブラウザの1つのタブのみ共有。
動画や音声を含むコンテンツを共有したいときに適しています。
💡 使い分け: セキュリティ上、「ウインドウ」をデフォルトにしておくのがオススメ。「画面全体」だと、誤ってチャット通知やメールのプレビューを見せてしまうリスクがあります。
チャットを使いこなす
Meetには会議中チャット機能があります。口頭でそのときの参考資料があるとき、「チャットに貼りました」と一言添えると、参加者がその場でクリックして見られるため、議論がスムーズになります。
【チャットに貼ると便利なもの】
資料URL 「今見ているのはこれです」
参考リンク 「この裏付け資料はこちらです」
引用 「その詳細はこんな記載でした」
質問・コメント 会議中、割り込みたくない質問をチャットで
サムズアップ・了解 理解を表明したいとき
⚠️ 注意: チャットは会議が終わったら消えることがあります(設定や企業ポリシーによる)。重要なURLやメモは、会議後に議事録やチャットツール(Slackなど)で改めて共有しましょう。
4️⃣ オンライン会議の「伝わる作法」
オンライン会議は、対面会議とは違う「伝わりやすさ」と「進めやすさ」の原則があります。
原則1: 話していないときはミュート
多人数会議(3人以上)では、話していないときはマイクをミュートにするのがマナーです。タイピング音、環境音、ダブルクリック、電話の着信アラートなど、「自分では気づかない生活音」が他者には邪魔になります。
例外ケース: 1on1、二人だけの議事、参加者全員が見える部屋にいるときは、ミュートしない方が会話がスムーズになります。
原則2: カメラONを原則に、しかし状況に応じる
始めはカメラONにし、それぞれの表情を見える状態で始めるのが原則です。ただし以下のケースではカメラOFFが適しています。
[セミナーや勉強会] 20人以上参加、カメラ非表示で進行する場合
[通信不安定] 通信状態が不安定で映像が途切れるとき
[並行作業] 他の作業と並行しているとき
[事前了解] 「今日はカメラOFFで」と主催者が事前に伝えているとき
原則3: 画面を共有しているときとしていないときを使い分ける
オンライン会議で「この資料のここ」と話すときは、画面を共有してさし示すのが親切です。「資料の3ページ目を見てください」とだけ言われても、読み取るスピードが人によって違い、議論がズレます。
逆に、議論中は画面を共有しないという選択もあります。参加者の表情やリアクションを見たいときは、画面共有をその都度、オンオフしましょう。
原則4: 「チェックイン」と「チェックアウト」を意識的に
対面会議では「とりあえず雑談」から始まりますが、オンライン会議では「今日はこれを話します」とチェックインをし、「今日はこれとこれが決まりました」とチェックアウトして終わるのがセオリーです。そうしないと、「今日何を話したのか」「何が決まったのか」が曖昧になりやすいです。
5️⃣ やってはいけないこと・注意点
NG1: 会議リンクを送らないまま招待する
スケジュールを取っただけでMeetのリンクを付けず、参加者が「あ、今日オンラインだった」と見逃したり、「どこから参加するんだろう」と迷うケース。オンライン会議は、予定作成時に「Meetを追加」ボタンを押すのをデフォルトにしましょう。
NG2: 接続トラブルで他者を待たせる
Meetに接続できない・音声が聞こえない・画面を出せないなどのトラブルは、だいたい「ブラウザを全閉じ → 再起動」で解決します。他者に「ちょっと待ってください、調べます」と言って数分止めるより、単独でトラブルシュートし、さっと戻るのがスマートです。
[トラブル時の手順]
1. Meetのタブを閉じ、全閉じ
2. ブラウザを再起動
3. 同じURLに再接続
4. それでもダメならチャットやSlackで「接続不調、電話に切り換えてもよいですか?」と伝える
NG3: 内輪に関わる話をチャットに記載しない
Meetのチャットは、会議中の参加者全員に見えるので、特定の人の悪口を言ったり、内輪の会話をしたりしないようにしましょう。会議外との会話は、チームチャットやDMで行うのが原則です。
🛠 ハンズオン課題: テスト会議で主要操作を試す
ここからは実際に手を動かす時間です。所要時間: 約8分
📋 ゴール
- 自分一人でテスト会議を立てる
- マイク・カメラ・背景・画面共有・チャットの主要操作を一通り試す
- 自分のデフォルト設定を調整した状態にしておく
Step 1: テスト会議を立てる(2分)
- https://meet.google.com にアクセス
- 「+ 新しい会議」 → 「今すぐ会議を開始」をクリック
- 接続チェック画面が出たら、「参加」をクリックして一人だけのテスト会議に入る
- 「他のユーザーを招待」ダイアログが出たら「×」で閉じる
Step 2: マイク・カメラ・背景を試す(3分)
- 下部ツールバーでマイクをON/OFFしてみる(ショートカット
Ctrl/Cmd + D) - ツールバーでカメラをON/OFFしてみる(ショートカット
Ctrl/Cmd + E) - ツールバー右端の「設定」(三点メニュー) → 「ビデオ会議」 → 「背景を適用」
- 「背景をぼかす」を選択 → 背景がボケる状態を確認
- いくつかのプリセット背景も試してみる
Step 3: 画面共有を試す(2分)
- 下部ツールバーの「画面を共有」ボタンをクリック
- 「ウインドウ」を選択
- 他に開いているウインドウがあればそれを選ぶ(なければMeetのウインドウも選べる)
- 「共有」をクリックして、「あなたが画面を共有しています」表示を確認
- 画面下部の「共有を停止」をクリックして終了
Step 4: チャットを試す(1分)
- 画面右下のチャットアイコンをクリック
- 右サイドにチャットボックスが表示される
- 「テスト」と入力して送信 → 自分のメッセージだけが表示される
- URLを貼るとクリックできるリンクとして表示されることも確認
Step 5: 会議を退出する(1分)
- 下部ツールバーの赤い「退出」ボタンをクリック
- 「会議から退出」を選択(「会議を終了」を選ぶと、他に参加している人もすべて退出させる)
✅ 完成チェックリスト
- [ ] テスト会議を立てた
- [ ] マイクとカメラをショートカットでON/OFFできた
- [ ] 背景をぼかしてみた
- [ ] ウインドウだけの画面共有を試した
- [ ] チャットでメッセージを送った
- [ ] 会議を退出した(「終了」ではなく)
💡 つまずきポイント
Q: 背景をぼかすとPCが重くなる
→ 背景効果はPCに負荷をかけます。古いPCやスペックが低めのマシンでは、背景効果をオフにした方が会議がスムーズです。どうしても背景を隠したいときは、カメラを一時的にオフにするもしくは壁際に座って背景に目隠しシートを掛けるなどの物理的対策がオススメ。
Q: 他の人の画面を拡大表示したい
→ その人の画面をクリックして「ピン」アイコンを選ぶと、その人を中央に固定できます。プレゼン中の人を大きく見たいときに便利。
Q: スピーカーとマイクをちゃんと設定したい
→ 参加前画面、もしくは会議中の設定アイコンから「音声」を開き、スピーカーとマイクのデバイスを選択します。ヘッドセットを使うときはヘッドセット名が表示されているかを確認。
✅ まとめ
- Meetの会議作成はカレンダー経由をデフォルトに、突発的なときはGmailやmeet.google.comから
- 参加前にマイク / カメラ / 背景 / スピーカーをチェックする習慣をつける
- 会議中の主要操作: マイク・カメラ・リアクション・画面共有・手を挙げる・チャット
- 伝わる作法: 話していないときはミュート / カメラON原則 / 画面共有でさし示す / チェックインとチェックアウト
- NG: リンクを送らない / 接続トラブルで他者を待たせる / 内輪会話をチャットに記載
📌 実務ポイント: キャリア・現場でどう活きるか
オンライン会議の作法は、もはやビジネスマナーの一つとして評価軸に載るのが現実です。電話で「もしもし」と言えるか、対面の際に名刺を交換できるか、と同じレベルで、Meetの基本作法は「できて当たり前」と見られます。
選考・面談で: オンライン面談は「面接」よりも「この人はオンラインでコミュニケーションが取れるか」を見るテストも兼ねています。カメラをONにしてセットアップして、事前に接続テストをしておいた人と、対照的に「あ、背景ボケています」「マイクがオフです」と言われてしまう人、その差はとても大きいものです。
入社・配属後で: リモートワークやハイブリッド勤務が一般的になった現在、多くの現場では「一日で5回、もしくはそれ以上のオンライン会議がある」という状態も珍しくありません。さっと接続できて、画面共有もチャットシェアもストレスなくできると、それだけで周りから「仕事と同じレベルでオンラインもさっとできる人」と見られます。
取引先とのやりとりで: 「オンラインで画面を見せながら説明します」というシーンで、迷わずにウインドウ共有を始め、チャットにURLを貼る、といったことができていると、あなたの会社を初めて見る取引先は「スピード感のあるチーム作業ができている会社」という印象を持ちます。これは会社の信頼レベルを上げる要素になります。
さらに学ぶには
- 次のコンテンツ「Googleスライド入門」では、Meetで画面共有する際の資料を作るツールを学びます
- GW-9で学んだカレンダーと、このコンテンツのMeetを合わせて使うことで、会議関連の一連のスキルが揃います
- チームで使うNotionコンテンツ「Notionとは何か」では、会議の記録をチームで貯めるスキルを見ていきます
