📚 このコンテンツで学べること
1. シンプルテーブルブロックとデータベースの違いを押さえる
2. 画像・ファイルをNotionページに適切に貼る
3. Google Doc、Figma、YouTubeなどを「埋め込み」でページに表示させる
所要時間: 25分 難易度: 初級 種別: テキスト + ハンズオン
はじめに
テキスト系のブロックを学んだうえで、ドキュメントは文章だけでは伝わらないことがあります。比較表、スクリーンショット、デザインカンプ、動画——これらをドキュメントに組み込めると、「読むドキュメント」から「見てわかるドキュメント」に進化します。
このコンテンツでは、よりリッチなドキュメントを作るための3つの要素を学びます:
- テーブル: データを比較・整理する
- 画像・ファイル: 視覚的に伝える
- 埋め込み: 他サービスをページ上に表示させる
1️⃣ シンプルテーブル(データベースとは違う)
Notionで「表を作りたい」と思ったとき、選択肢は2つあります。この違いを最初に押さえておくと、学習がスムーズに進みます。
[シンプルテーブル] (/テーブル)
・ 「見た目を揃えるための表」
・ WordやGoogle Docの表と似た使い心地
・ セルに何でも自由にテキストを入れられる
・ ソート・フィルターの設定は不可
[データベース] (/データベース)
・ 「レコードを管理するためのツール」
・ Excelの表と近いが、さらに高機能
・ 列ごとに定義されたデータ型(テキスト、セレクト、日付など)
・ ソート・フィルター、ボード、カレンダー表示など高度な機能
・ タスク管理、顧客リスト、議事録一覧などに向く
使い分けの主要ポイント
[シンプルテーブルが適しているケース]
・ 今、見せたいだけ、一回限りの表
・ 見せたいだけの、データとして使わない表
・ 会議議事録、提案の比較表、説明資料の表
[データベースが適しているケース]
・ タスク管理(状態、担当者、期限を管理)
・ 顧客リスト・社員名簿
・ 議事録一覧(日付順・チーム別に表示したい)
・ コンテンツ一覧
このコンテンツではシンプルテーブルを扱います。データベースは別コンテンツで詳しく取り上げます。
シンプルテーブルの作り方
[手順]
1. /テーブル とタイプしてEnter
2. 初期状態で2x3のテーブルができる
3. 右と下に「+」ボタンで列・行を追加
4. セルをクリックしてテキストを入力
[便利な設定]
テーブル上部の「設定」ボタン:
・ 見出し行 → 1行目をヘッダーとしてデザイン
・ 見出し列 → 1列目をヘッダーとしてデザイン
・ セルの背景 → セルごとに背景色を設定
テーブルの活用例
| 項目 | A案 | B案 |
|----------|-----------|-----------|
| 価格 | 100万円 | 150万円 |
| 期限 | 2026/05末 | 2026/06中旬 |
| 安全性 | 高 | 中 |
| 推奨度 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
提案資料、比較表、仕様一覧など、記録として見せたいだけの単一の表に適しています。
2️⃣ 画像とファイルを貼る
ドキュメントに画像をうまく使うと、伝わるスピードが大幅に上がります。Notionでは、画像・ファイルを貼る方法が複数あり、状況に応じて使い分けられます。
画像を貼る3つの方法
[方法1: ドラッグ&ドロップ]
デスクトップから画像を、Notionページにドラッグしてドロップ
一番手軽で、よく使う方法
[方法2: 貼り付け(Cmd/Ctrl + V)]
スクリーンショットを撮るとクリップボードに保存されるため、そのまま貼り付け
Slackの画像も、右クリック「コピー」してNotionに貼り付け可能
[方法3: /画像 コマンド]
/画像 とタイプ → アップロードダイアログもしくはURL入力
Unsplash(無料画像)もここから検索できる
画像の表示調整
[サイズ調整]
画像をクリックして、横のハンドルをドラッグ
[位置調整]
ドラッグして、他ブロックの右もしくは左にドロップ → コラムレイアウト
例: 画像と説明テキストを並べる
[キャプション]
画像の下にキャプション(説明テキスト)を追加
画像をクリック → 「キャプション」ボタン
ファイルを貼る
PDF、Word、Excelなどのファイルも、画像と同じようにドラッグ&ドロップもしくは/ファイルコマンドで貼れます。
💡 ポイント: 「ちゃんとファイルとして保存されているドキュメント(提案資料、社外向けドキュメントなど)」はファイルとしてNotionに貼るよりも、Google Driveに保存してリンクを貼るほうが、バージョン管理とチーム共有の面で便利です。
3️⃣ 他サービスを「埋め込み」で表示させる
Notionで一番強力な機能の一つが、「埋め込み」です。他サービスのURLを貼るだけで、そのコンテンツをNotionページ上で見られるようになります。
主な埋め込み可能サービス
[ドキュメント・スプレッドシート]
・ Google Doc・Sheet・Slide → プレビューとダイレクトリンク
・ Microsoft Word/Excel/PowerPoint(オンライン版)
[デザイン・作業]
・ Figma デザインファイルをインタラクティブに表示
・ Miro ホワイトボードを表示
・ Lucidchart フローチャートを表示
[動画・画像]
・ YouTube 動画をページ上で再生
・ Loom 画面録画
・ Vimeo 動画を表示
[コード・ソーシャル]
・ GitHub Gist コードスニペットを表示
・ CodePen コードとプレビューを表示
・ Twitter / X ツイートを表示
使い方は超シンプル: URLを貼るだけ
[手順]
1. 他サービス(例: Google Doc)で、「リンクをコピー」をクリック
2. Notionページで、そのURLをCmd/Ctrl + Vで貼る
3. 「ダイアログ」がポップアップし、以下の選択肢が出る:
・ メンションリンク(シンプルリンク)
・ ブックマーク作成(タイトル・説明・スクリーンショット付き)
・ 埋め込み作成(コンテンツをページ上で表示)
4. 「埋め込み作成」を選ぶと、コンテンツがページ上に表示される
メンション・ブックマーク・埋め込みの使い分け
同じURLを貼るとしても3つの表示方法があります。状況に応じて使い分けましょう。
[メンションリンク]
見た目: シンプルなURLテキスト
使うとき: ちょっとリンクを示すだけ、テキストの中にリンクを組み込む
[ブックマーク]
見た目: タイトル・説明・画像付きの「カード」として表示
使うとき: リンク集、参考資料一覧、リンクを見せたいとき
[埋め込み]
見た目: コンテンツそのものをページ上で表示・操作
使うとき: 読んでほしいドキュメント、動画を見せたい、Figmaでデザインを見せたい
4️⃣ 他に便利なブロック
[数式ブロック]
/数式 で、LaTeX記法の数式をレンダリング
例: $E = mc^2$
[コードブロック]
/コード で、シンタックスハイライト付きのコードブロック
言語選択可能(JavaScript, Python, SQLなど)
[ボタンブロック]
/ボタン で、クリックしたときにアクションを実行するボタン
例: 「今日のタスクテンプレートを選択」ボタン
[ページリンクブロック]
/リンク で、他Notionページへのリンクを作る
@ とタイプしてページ名を検索する方法も便利
[トグル見出し]
/トグル見出し で、見出しスタイルのトグルブロックを作る
FAQ、長めの補足説明、手順詳細に便利
5️⃣ やってはいけないこと・注意点
NG1: シンプルテーブルでデータを管理する
タスク一覧や顧客リストなど、後でソート・フィルターしたいデータをシンプルテーブルで作ってしまうと、後でデータベースへの移行が難しくなります。「ソート・フィルターしたい、増えていくデータ」は最初からデータベースで作るという意識をもちましょう。
NG2: 画像をデスクトップサイズでそのまま貼る
Figmaデザインやスクリーンショットを、デスクトップサイズ(2000pxクラス)でそのまま貼ると、スマホで見たときにきれいに見えず、読み込みも重くなります。画像は適切なサイズにリサイズして貼る、もしくは画像をNotionでドラッグしてサイズを調整しましょう。
NG3: 重要ドキュメントをNotionにファイルとしてアップロードしてしまう
Word・Excel・PowerPoint・提案資料などのファイルをNotionにそのままアップロードしてしまうと、バージョン管理やチームとの同時編集が難しくなります。Google Driveに保存 → Notionにリンクを貼る というフローをチームで推進しましょう。
NG4: 埋め込みだけで説明を付けない
Google DocやFigmaをそのまま埋め込みして「読んで、とりあえず見て」というのは、読み手に作業を丸投げしたことになります。「この資料で何を見てほしいか」(背景・見るポイント・フィードバック依頼事項)をテキストで記してから埋め込みを表示しましょう。
🛠 ハンズオン課題: Notion勉強ノートにテーブル・画像・埋め込みを追加する
所要時間: 約8分
📋 ゴール
「Notion勉強ノート」ページに、以下を追加する:
- シンプルテーブルで「学んだコンテンツ一覧」を作る
- 画像(スクリーンショットもしくは任意の画像)を1つ貼る
- リスキリングライブラリへのリンクをブックマークとして貼る
Step 1: シンプルテーブルを追加する(3分)
- 「Notion勉強ノート」ページを開く
- 適切な位置で
/テーブルとタイプ → 「シンプルテーブル」を選択 - 見出し行をONにして、以下を作る:
| コンテンツ | カテゴリ | 状態 |
|-------------|--------------------|-----------|
| NT-1 | Notion | 完了 |
| NT-2 | Notion | 完了 |
| NT-3 | Notion | 今ここ! |
| SL-1〜SL-11 | Slack | 完了 |
| GW-1〜GW-13 | Google Workspace | 完了 |
Step 2: 画像を貼る(2分)
- PCのデスクトップもしくはフォルダから、任意の画像(スクリーンショット、ロゴ、たまたま見ている画面など)をNotionページにドラッグ&ドロップ
- 画像をクリックしてサイズを調整
- 画像下の「キャプション」ボタンをクリックして、キャプションを記入
Step 3: ブックマーク(URLプレビュー)を貼る(2分)
- ブラウザでリスキリングライブラリのトップページを開く
- URLをコピー
- Notion勉強ノートページに戻って、URLをCmd/Ctrl + Vで貼る
- ポップアップで「ブックマーク作成」を選択
- タイトルと説明付きのカードとして表示される
Step 4: (オプション) YouTube動画も貼ってみる(1分)
NotionやSlackに関するYouTube動画のURLをコピーして、Notionページに貼り付け → 「埋め込み作成」を選択。動画がページ上で再生できるようになることを確認。
✅ 完成チェックリスト
- [ ] 「Notion勉強ノート」ページにシンプルテーブルで「学んだコンテンツ一覧」を作った
- [ ] 画像を1つ貼り、サイズとキャプションを設定した
- [ ] トップページへのリンクをブックマークとして貼った
- [ ] (オプション) YouTube動画を埋め込みした
✅ まとめ
- Notionで「表」は2種類: シンプルテーブル(見せるため) ≠ データベース(データを管理するため)
- 「ソート・フィルターしたいデータ」は最初からデータベースで作る
- 画像はドラッグ&ドロップ / 貼り付け(Cmd/Ctrl + V) / /画像の3つの方法で貼る
- URLを貼るとメンション / ブックマーク / 埋め込みの3つの表示方法を選べる
- 他便利ブロック: 数式 / コード / ボタン / ページリンク / トグル見出し
- NG: 多量データをシンプルテーブル / 画像をそのまま貼る / 重要ドキュメントをアップロード / 埋め込み説明を付けない
📌 実務ポイント: キャリア・現場でどう活きるか
リッチなブロックを使いこなせる人は、「読めばわかるドキュメント」を「見ただけでわかるドキュメント」に進化させられます。
選考・面談で: 提案資料やポートフォリオをNotionで作るとき、画像とテキストを並べ、比較表で代替案を提示し、Figmaデザインを埋め込んで見せるというドキュメントは、テキストだけのポートフォリオと明らかに差がつきます。「この人は読み手を意識している」というシグナルとして、面接官に伝わります。
入職・配属初期で: チームのNotionを見ると、テーブルと画像と埋め込みをうまく使っているチームと、テキストだけのチームの差がわかります。前者のチームに加わったときは、そのトーンにあわせてドキュメントを作りましょう。後者のチームに加わったときは、「ここに画像を貼るとわかりやすくなります」と提案できる人になると、チームのドキュメント品質を上げる貢献ができます。
リーダーとして: リーダー職では、チームのNotion使い方ガイドラインを設計するチャンスがあります。「議事録はシンプルテーブル、タスク管理はデータベース、外部ドキュメントはGoogle Driveリンク、Figmaでデザインを見せるときは埋め込み」というルールを決めると、チームのドキュメント品質がばらつかず、ストックしやすくなります。
