Notion基本操作① – ブロックの種類とショートカット

📚 このコンテンツで学べること
1. Notionの「ブロック」という概念を理解し、主要ブロックタイプを押さえる
2. 「/コマンド」を使って、マウスを使わずにブロックを操作できる
3. Markdown記法とショートカットで、高速にドキュメントを書けるようになる

所要時間: 25分 難易度: 初級 種別: テキスト + ハンズオン


目次

はじめに

「Notionとは何か」を見たうえで、このコンテンツでは「Notionを使う」という体験に踏み込みます。

Notionを使い始めた人が最初にぶつかる壁は、「何をどこに書けばいいのかわからない」というものです。WordやGoogle Docに慣れている人は、「見出しをつけて、本文を書いて」という画一的なドキュメント作成に慣れているため、Notionの「何でも貼れる」柔軟さに逆に戸惑うのです。

その鍵となるのが「ブロック」という概念です。Notionのページは、すべて「ブロック」という部品の組み合わせでできています。ブロックを理解し、/コマンドやショートカットで操作できるようになれば、Notionで高速に、型を越えたドキュメントを書けるようになります。


1️⃣ 「ブロック」という概念

Notionのページは、1行が1つの「ブロック」でできています。WordやGoogle Docとは根本的に考え方が違うため、ここを押さえるとNotionの使いこなしが一気に進みます。

ブロックとは何か

[Word/Google Docの考え方]
  ページ = 連続したテキストの流れ
  見出しや画像は「テキストの一部」として振る舞う

[Notionの考え方]
  ページ = ブロックの縦リスト
  1行のテキストも、1つの見出しも、1枚の画像も、すべて1つのブロック
  ブロックはドラッグで移動したり、タイプを変換したりできる

ブロックの利点

ブロックとして考えると、以下のような「ややこしいこと」が簡単にできるようになります。

[順番を入れ替える]
  見出しをドラッグして上と下を交換 → その下のテキストも一緒に動かせる

[タイプを変更する]
  チェックボックスブロックを見出し1に一括変換

[ブロックを複製する]
  同じデザインの見出しを複数作りたいとき、ブロックごと複製

2️⃣ 主要なブロックタイプ

Notionには50種類以上のブロックタイプがありますが、まず身につけたいのは以下の10種類です。これだけでドキュメントもチームWikiも作れます。

テキスト系ブロック

[テキスト]
  一般的な本文
  そのまま何もせずにタイプしたときのデフォルトブロック

[見出し 1 ・ 2 ・ 3]
  ドキュメントの構造を作る
  見出し1 = 一番大、見出し3 = 一番小さい

リスト系ブロック

[箇条書きリスト]
  ・ 順序が関係ないリスト

[番号付きリスト]
  1. 順序が関係あるリスト
  2. 手順やステップを表すときに使う

[チェックリスト]
  - [ ] タスクや項目をチェックしていくリスト
  - [ ] チェックをつけると取り消し線が付く

コンテキスト系ブロック

[トグル(折りたたみ)]
  ▶ クリックで開閉できるブロック
  長い補足説明、FAQ、詳細を隠しておきたいとき

[引用]
  > 他の人の言葉、重要なポイント、注意事項などを強調

[コールアウト]
  💡 他とは違う背景色でポイントを補強、アイコンをつけられる
  例: 📝メモ、⚠️注意、✅達成、📊データ

[区切り線]
  ---
  セクションを区切るときに使う

メディア系ブロック

[画像]
  ドラッグ&ドロップもしくはクリックで貼り付け

[ファイル]
  PDF、Word、Excelなどを貼り付けて、ダウンロードもしくはプレビューできる

[埋め込み]
  Google Doc、Figma、YouTubeなどのURLを貼ってページ内で表示

3️⃣ 「/コマンド」でブロックを操作する

Notionの一番大事なテクニックが/コマンドです。これを身につけると、マウスを使わずにブロックを選ぶ・追加でき、作業速度が大幅に上がります。

/コマンドの使い方

[基本]
  空行で / をタイプ → ブロック選択メニューが表示
  ブロック名をタイプして絞り込み、Enterで選択

[よく使うもの]
  /見出し       → 見出し1(/h1でもOK)
  /見出し2     → 見出し2(/h2)
  /トグル       → トグルブロック
  /コールアウト → コールアウトブロック
  /区切り線   → 区切り線
  /チェック    → チェックリスト
  /テーブル     → シンプルなテーブル
  /データベース → データベース

もう一つの高速化: Markdown記法

Notionでは、スペースや記号だけでブロックタイプを選べるMarkdown記法も使えます。タイピングだけでブロックを操作できるため、/コマンドよりさらに高速です。

# (スペース)         見出し1
## (スペース)        見出し2
### (スペース)       見出し3
- (スペース)         箇条書きリスト
1. (スペース)        番号付きリスト
[] (スペース)        チェックリスト
> (スペース)         引用
--- (Enter)          区切り線

4️⃣ 身につけるべきショートカット

ショートカットを使いこなすと、Notionでの作業速度が2-3倍になります。まず以下を身につけましょう。

文字装飾

[文字装飾]
  Cmd/Ctrl + B           太字
  Cmd/Ctrl + I           斜体
  Cmd/Ctrl + U           下線
  Cmd/Ctrl + Shift + S   取り消し線
  Cmd/Ctrl + E           コード(インライン)
  Cmd/Ctrl + K           リンクを追加

ブロック操作

[ブロック操作]
  Tab                       インデント(階層を下げる)
  Shift + Tab               アウトデント(階層を上げる)
  Cmd/Ctrl + Shift + ↑/↓    ブロックを上下に移動
  Cmd/Ctrl + D              ブロックを複製
  Cmd/Ctrl + /              選択中ブロックをタイプ変換
  Cmd/Ctrl + Shift + Enter  チェックボックスをチェック/トグルを開閉

ページ操作

[ページ操作]
  Cmd/Ctrl + N           新規ページ作成
  Cmd/Ctrl + P           ページを検索
  Cmd/Ctrl + [           前に見たページに戻る
  Cmd/Ctrl + ]           進む
  Cmd/Ctrl + \           サイドバーを表示/非表示

💡 ポイント: すべてを一度に覚えようとしないこと。「Cmd/Ctrl + B (太字)」「/コマンド」「Cmd/Ctrl + Shift + ↑/↓ (ブロック移動)」の3つだけをまず身につけ、他は作業しながら必要に応じて覚えるのがコツです。


5️⃣ ブロックの並べ方とプロパティ

横並び(コラム)

ブロックを横に並べることで、コラムレイアウトを作れます。

[作り方]
  ブロックの左の「⋮⋮」をドラッグして、他ブロックの右側にドロップ
  → 自動的に「コラム」が作られる

[ユースケース]
  画像と説明を横に並べる
  会議議事録で「議題」「記録」「ToDo」を三カラムで並べる

コールアウトの背景色・アイコン

コールアウトブロックは背景色とアイコンを変えられ、ドキュメントの視認性を上げられます。

[背景色を変える]
  コールアウトブロックの「⋮⋮」メニュー → 「色」 → 背景色を選択
  例: 青、黄、赤を使い分けて、「情報 / 警告 / エラー」を表現

[アイコンを変える]
  コールアウト左のアイコンをクリック → 絵文字を選ぶ
  例: 📝メモ / ⚠️警告 / ✅達成 / 📊データ / 💡トピック / 🔗関連

6️⃣ やってはいけないこと・注意点

NG1: 見出しを「太字テキスト」で代用する

Wordの感覚で、見出しの代わりに「太字+サイズを大きくして見出し風」にする人がいます。しかし、Notionでは見出しブロックを使わないと、「目次」が自動生成されませんし、データベースでタイトルとして認識されません。見出しは必ず /h1 /h2 /h3(もしくは Markdown記法)を使うというルールを設けましょう。

NG2: 見出しレベルを乱雑に使う

「見出し1 → 見出し3 → 見出し2」のように階層を跳ばしたり、一つのセクション内で見出し1と見出し2を混在させたりしないようにしましょう。見出し1 → その下に見出し2 → その下に見出し3という階層ルールを保つと、読み手にとって見やすいドキュメントになります。

NG3: コールアウトを色とアイコンの装飾だけで使う

「ちゃんと見える」という理由だけでコールアウトを使いすぎると、本当に重要なポイントが埋もれてしまいます。「ここだけは見てほしい」というポイントに絞り、ドキュメントの1/4以下に収めるのがコツです。

NG4: スペースや改行で見た目を調整する

見出しと本文の間に「見た目を整えるため」に空テキストブロックを入れると、スマホや他のデバイスで見たときに不自然な間隔になったり、チームメンバーが追加編集したときにレイアウトが崩れたりします。Notionは見出し・本文の間隔を自動調整するため、余計な空テキストブロックは作らないようにしましょう。


🛠 ハンズオン課題: 10種類のブロックを全て使う

所要時間: 約8分

📋 ゴール

「Notion勉強ノート」というページを作り、見出し(1・2・3) / 箇条書きリスト / 番号付きリスト / チェックリスト / トグル / 引用 / コールアウト / 区切り線 / 列レイアウト のブロックをすべて使う。

Step 1: 新しいページを作る(1分)

  1. 左サイドバーの「プライベート」セクション(もしくは「チームスペース」)の「+」ボタンをクリック
  2. タイトルに「Notion勉強ノート」と入力
  3. タイトル上の「アイコンを追加」をクリックして、何か絵文字を設定 📖

Step 2: 見出しとテキストを使う(2分)

以下をMarkdown記法もしくは/コマンドで作る:

# Notion勉強ノート
Notionを勉強した記録をまとめていくページです。

## NT-1で学んだこと
Notionは「オールインワンワークスペース」型のツール。
ドキュメント、データベース、タスク管理が一つになっている。

### 主な特徴
ブロックベース、階層構造、データベース機能。

Step 3: リストを使う(2分)

## 今週試したブロックタイプ
- 見出し(1, 2, 3)
- 箇条書きリスト
- チェックリスト

## NT-2の学習ステップ
1. ブロックという概念を理解
2. /コマンドを試す
3. ショートカットを使う

## 今週のチェックリスト
- [ ] NT-2を完了する
- [ ] ショートカットを3つ以上覚える
- [ ] NT-3に進む

Step 4: コンテキストブロックを使う(2分)

## 補足・参考
> Notionはブロックという部品の組み合わせでドキュメントを作る。

その下に/トグルでトグルブロックを作って、FAQを記す:

▶ Q: Notionでよく使うショートカットは?
   A: Cmd/Ctrl + B (太字)、/コマンド、Cmd/Ctrl + Shift + ↑/↓ (ブロック移動)

/コールアウトでコールアウトを作り、💡アイコンに変える:

💡 Notionは「身につける」より「使いながら覚える」方が高速。

区切り線も追加(---とタイプ)。

Step 5: ショートカットを試す(1分)

  1. どこかのテキストを選択して Cmd/Ctrl + B → 太字になる
  2. 何かブロックを選択して Cmd/Ctrl + Shift + ↓ → ブロックが下に移動
  3. そのブロックで Tab → インデントされる

✅ 完成チェックリスト

  • [ ] 「Notion勉強ノート」ページを作った
  • [ ] 見出し1・2・3を使った
  • [ ] 箇条書きリスト・番号付きリスト・チェックリストを使った
  • [ ] トグル・引用・コールアウト・区切り線を使った
  • [ ] ショートカット(Cmd/Ctrl + B と Cmd/Ctrl + Shift + ↑/↓)を試した

✅ まとめ

  • Notionのページはすべて「ブロック」という部品の組み合わせ
  • まず身につけたい10種類: テキスト / 見出し / 箇条書き / チェックリスト / トグル / 引用 / コールアウト / 区切り線 / 画像 / 埋め込み
  • /コマンドMarkdown記法でマウスを使わずにブロック操作
  • 今すぐ身につけるショートカット3つ: Cmd/Ctrl + B (太字) / /コマンド / Cmd/Ctrl + Shift + ↑/↓ (ブロック移動)
  • コラム(横並び)とコールアウトの背景色・アイコンで視認性アップ
  • NG: 見出しを太字で代用 / 階層を乱雑に / コールアウト使いすぎ / 余計な空ブロックで余白調整

📌 実務ポイント: キャリア・現場でどう活きるか

Notionのブロック操作を身につけている人は、「速く、ちゃんと見やすいドキュメントを作れる人」として評価されます。

選考・面談で: Notionでポートフォリオを提出する企業が増えています。見出しレベルをちゃんと使い、チェックリストやコールアウトで読みやすくしたポートフォリオは、「この人、仕事もドキュメントもちゃんとしてそうだ」という第一印象を与えます。

入職・配属初期で: 新しいチームでNotionページを見るとき、「使いこなしている人」と「そうでない人」の差が一目でわかります。見出し、トグル、コールアウトを使いこなしたドキュメントは、「読み手を考えられる人」としてチームメンバーとリーダーの信頼を獲得します。

リーダーとして: リーダー職になると、チームのNotionテンプレートを設計するチャンスが出てきます。よく設計された議事録テンプレート統一されたコールアウトによるチームドキュメントは、チーム全体のドキュメント品質を一気に上げます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次